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3日、朝一番で相洋高校へ。小田原ロータリークラブの皆さんが3年前から行っている「職業セミナー」の講師として、2コマの「授業」を行いました。高校1年生が対象で、市内の様々な職業の方々が講師となって、いずれ社会に出る際の参考にしてもらおうと、仕事の様子などをお話しする企画。20人ほどの「講師」が、それぞれの教室に分かれ、受講を希望する生徒たちに講義を行いました。
私もその一人として登壇、市長の仕事の実際、どうしたら市長になれるか、などについて講義。市長になるには被選挙権(25歳)があるので、高校や大学を卒業して直ちに選択できる職業ではないが、人生の中で社会の在り方などに問題意識を持つようになったら、進むべき道の選択肢のひとつになるかもしれないので、との前置きをしながら説明。何人かの生徒が熱心に聴いてくれていたのはとても嬉しかったです。あの中から将来、市長を志す人が一人でも出れば、講義をした甲斐があったというものです。
午後、市内の下水道工事の現場を視察。新玉小学校の近く、七枚橋を挟んでの市道の地下に埋設されている雨水渠(通称「大下水」)の内側の老朽化が進んでいる状況にあり、新たな函渠(ボックスカルバート)を設置する工事の現場です。
かつてここに、小田原城方面から続く水路があり、後世に蓋がかけられ、そこが道路や歩道として使われています。そのかつての水路はもともと石積みとなっていて、後にコンクリートなどで補強されていますが、それが積年の劣化などから歪み、一部損傷がみられています。今回対象となる工事区間は数百メートルに及び、上部の道路は市道として交通量もそれなりにあるため、数年をかけて日常の道路使用や安全に十分配慮した特殊工法によって、雨水渠の再整備を進めるものです。
ちょうど、埼玉県八潮市での下水道管上部の道路崩落というショッキングな事案があり、多くの人たちが普段意識していない、地下の重要な社会インフラが危機的状況にあることに、社会的関心が集まっている局面。小田原にはあのような大口径の下水幹線はなく、また同じような危険性が懸念される路線についてはすでに管路内の調査を終えたばかりでした。今回の工事は下水ではなく雨水の通り道ですが、上部に道路が通っているため、十分慎重かつ安全に配慮した対応を行っているものです。
4日の午後は、最近新しい店が続々とオープンしている宮小路地区を改めて視察。かつての魚市場に近く、複数の料亭や飲食店が並び、いわゆる「花街」として繁栄を誇った宮小路地区は、近年、飲食店の廃業などが相次ぎ、賑やかだった町の面影はすっかり失せていました。
ところが最近は、この町のクラシカルな魅力、松原神社を擁しお城や海にも近い小田原らしさ、路地を挟んで小さな間口のお店が軒を連ねるまち並みなどに惹かれ、ゲストハウスを皮切りに、飲食店やワインバー、物販、旅館、中には世界的ブランド衣料を取り扱うブティックなど、様々な種類の店舗や拠点が入居、現在は空き物件がほとんどない状態となっています。
このエリアの不動産開発などに取り組んできた「旧三福」の山居さんいわく、出店希望者のウェイティングリストはかなりの数があり、空きがあれば出店したい人は大勢いる、とのこと。小田原の旧市街地が息を吹き返しつつある、その象徴のようなエリアになっています。
この日の視察は日中の閑散とした時間帯でしたが、日が暮れて各店に灯りのともった宮小路もゆっくり歩き、各店を訪ねてみたいと思っています。
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