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2025年(令和7年) 3月14日金曜日 AM 12時24分 (JST)
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市長の日記「都市計画審議会ほか」
5日、今年度第1回の都市計画審議会(都計審)が開かれました。小田原市内の土地利用における用途地域や今後の開発可能性にまつわる重要な審議会で、この日も多数の見直しや検討案件が付議・報告されました。
私は冒頭の挨拶のみで退席し、審議そのものは都計審の委員の皆様と、所管である都市部の職員に託しましたが、議論が多くなされた案件は、小田原駅西口周辺の市街地の取り扱いと、工業団地化が目指されてきた鬼柳桑原の水田地帯の位置づけです。
前者は、これまで計画構想が持ち上がっていた少年院跡地の大規模な土地利用転換が見込まれる中、広域中心拠点である小田原駅の周辺という地域特性を踏まえ一号市街地に編入するという案が用意されていました。
しかし、この間の当該地区住民の皆さんによる署名が800筆近く集められ、市街地再開発が進むことへの懸念が示されたことから、この日は「編入は見送る」ことを報告しました。
後者は、県道小田原大井線と酒匂川に挟まれた広大な農地を、いずれは市街化区域に編入し工業など大規模事業所が誘致できるよう、保留区域としての位置づけを継続する、という案。
このエリアは、豊富な湧水が通年流れる素掘りの用水路に、県内で唯一の固有種メダカが生息する、小田原の自然環境の豊かさを象徴する水田地帯として、長年にわたりメダカ生息地の保護活動と、生息環境である水田環境を守るための農業支援などが、市民活動団体を中心に行われてきた地域です。
私のマニフェストでは、こうした環境を守り、地域農業と生物多様性が共存する小田原の姿を守ることこそ、持続可能な地域の未来への何よりの資産になるとの考えから、保留区域を取り下げる提案をしていますが、農地としての存続には地権者である農家の皆さんのご理解ご協力、それを支える市民の力がなければできません。時間をかけてでも丁寧に市民としての合意形成を図るべきことから、第8回線引き見直しにおいても現状(保留区域)のまま位置づけ、自然環境と調和した整備のあり方等について調査・検討を進めることを報告しました。
これらの案件については、市議会6月定例会でも質疑が行われると思いますので、その中でも丁寧に説明をしていく考えですし、今月下旬には第8回線引き見直しに係る市民への説明会(6月24日・25日)も予定されています。
この日は、昨年度までに国や県へ派遣されていた5名の若手職員たちの帰任報告がありました。総務省に1年、環境省に2年、内閣府に2年、県西土木事務所に5年、県後期高齢者医療広域連合に3年と、それぞれ貴重な経験となったようです。
それぞれの具体的な職務経験を通じた公務員としての技量向上は勿論ですが、5人が共通して述べていたのは、派遣期間中に仲間となった、各機関の職員や、そこに全国各地から派遣されていた他自治体の職員たちとの絆が、何よりの財産になった、という点。これはとても大切なことであり、これからの職員人生において大きな力となることでしょう。彼らの今後の活躍が大いに期待されます。
また、NPO法人 小田原ガイド協会からも、前会長の堀池さんと、新会長の勝俣さんらがご挨拶にお越し下さりました。
小田原の地域経済を短期的に活性化していくうえで、最も伸びしろがあるのが「観光」であり、その主力が「まちあるき観光」になっていく中、市民の皆さんが来訪客をご案内するガイド協会の役割は極めて重要。小田原が放ちうる「光」をさらに育てていくべく、今後とも緊密に連携していくことを確認させていただきました。
メルマガの登録変更などは、次のURLにアクセスしてください。
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/mmz/req.php
[登録者]
小田原市
[言語]
日本語
[エリア]
神奈川県 小田原市
登録日 :
2024/06/07
掲載日 :
2024/06/07
変更日 :
2024/06/07
総閲覧数 :
126 人
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1892959
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私は冒頭の挨拶のみで退席し、審議そのものは都計審の委員の皆様と、所管である都市部の職員に託しましたが、議論が多くなされた案件は、小田原駅西口周辺の市街地の取り扱いと、工業団地化が目指されてきた鬼柳桑原の水田地帯の位置づけです。
前者は、これまで計画構想が持ち上がっていた少年院跡地の大規模な土地利用転換が見込まれる中、広域中心拠点である小田原駅の周辺という地域特性を踏まえ一号市街地に編入するという案が用意されていました。
しかし、この間の当該地区住民の皆さんによる署名が800筆近く集められ、市街地再開発が進むことへの懸念が示されたことから、この日は「編入は見送る」ことを報告しました。
後者は、県道小田原大井線と酒匂川に挟まれた広大な農地を、いずれは市街化区域に編入し工業など大規模事業所が誘致できるよう、保留区域としての位置づけを継続する、という案。
このエリアは、豊富な湧水が通年流れる素掘りの用水路に、県内で唯一の固有種メダカが生息する、小田原の自然環境の豊かさを象徴する水田地帯として、長年にわたりメダカ生息地の保護活動と、生息環境である水田環境を守るための農業支援などが、市民活動団体を中心に行われてきた地域です。
私のマニフェストでは、こうした環境を守り、地域農業と生物多様性が共存する小田原の姿を守ることこそ、持続可能な地域の未来への何よりの資産になるとの考えから、保留区域を取り下げる提案をしていますが、農地としての存続には地権者である農家の皆さんのご理解ご協力、それを支える市民の力がなければできません。時間をかけてでも丁寧に市民としての合意形成を図るべきことから、第8回線引き見直しにおいても現状(保留区域)のまま位置づけ、自然環境と調和した整備のあり方等について調査・検討を進めることを報告しました。
これらの案件については、市議会6月定例会でも質疑が行われると思いますので、その中でも丁寧に説明をしていく考えですし、今月下旬には第8回線引き見直しに係る市民への説明会(6月24日・25日)も予定されています。
この日は、昨年度までに国や県へ派遣されていた5名の若手職員たちの帰任報告がありました。総務省に1年、環境省に2年、内閣府に2年、県西土木事務所に5年、県後期高齢者医療広域連合に3年と、それぞれ貴重な経験となったようです。
それぞれの具体的な職務経験を通じた公務員としての技量向上は勿論ですが、5人が共通して述べていたのは、派遣期間中に仲間となった、各機関の職員や、そこに全国各地から派遣されていた他自治体の職員たちとの絆が、何よりの財産になった、という点。これはとても大切なことであり、これからの職員人生において大きな力となることでしょう。彼らの今後の活躍が大いに期待されます。
また、NPO法人 小田原ガイド協会からも、前会長の堀池さんと、新会長の勝俣さんらがご挨拶にお越し下さりました。
小田原の地域経済を短期的に活性化していくうえで、最も伸びしろがあるのが「観光」であり、その主力が「まちあるき観光」になっていく中、市民の皆さんが来訪客をご案内するガイド協会の役割は極めて重要。小田原が放ちうる「光」をさらに育てていくべく、今後とも緊密に連携していくことを確認させていただきました。
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