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市長の日記「寳金剛寺、全国市長会関東支部」

8日夕刻、国府津の寳金剛寺をお訪ねしました。今年度予算において、同寺が所蔵している貴重な文化財の修復に補助を行うことから、修復作業が行われる京都へ運ばれる前に拝見させてもらうべくお訪ねしたものです。
 
 寳金剛寺は、829年、弘法大師・空海の十大弟子の一人である杲隣大徳(ごうりんだいとく)によって創建された、東寺真言宗の古刹で、本山は京都の東寺。ご本尊の地蔵菩薩立像(県重要文化財)、大日如来坐像(国重要文化財)、不動明王及両童子立像(県重要文化財)など、平安、鎌倉期の像、小田原北条氏や徳川家からの古文書、多くの仏画などを所蔵されています。
 今回修復のお手伝いをさせて頂くのは、市指定文化財である2幅からなる「両界曼荼羅図」。いずれも絹本著色で2m×1.3mの大きなもの。2029年に開基1200年を迎えることから、それまでに修復を済ませたいとのご意向です。
 7年前にご逝去された先代住職から引き継がれた第38世住職の神谷高雅さん、檀家総代の飯沼さん、収蔵の寺宝に詳しい椎野さんらのご案内で、宝物殿内に拡げられた曼荼羅図や不動明王像、大日如来像などを拝ませて頂いたほか、本殿でご本尊なども拝観させて頂きました。境内にはちょうど満開を迎えた桃色の桜が咲き、芽吹き始めた裏山の緑が庫裡の後背に連なっていました。
 私はふと、学生時代によく歩いた京都の東山界隈を思い出しました。ここには「小田原の東山」と呼ぶべき、歴史と信仰文化の積層、そして空間の風情があります。修復されることになる曼荼羅図を拝見することも含め、この寳金剛寺には度々訪れてみたいと改めて感じた訪問となりました。

​​​​​​​ 9日は朝から東京へ。昨年秋より、全国市長会関東支部の理事を拝命しており、着任後初めて役員会に参加させて頂いたものです。以前より親しくしている笛吹市長、水戸市長、鎌倉市長、桜川市長などともご一緒で、役員会の前後ではそうした面々との情報交換など和やかなひとときとなりました。
 先日上映された記録映画「食の安全を守る人々」にも登場する、オーガニック給食で有名な千葉県いすみ市の市長さんや、田舎暮らしに憧れる人たちの移住がひきもきらない北杜市の市長さんなども役員におられることから、今後の交流に繋げていけたらと思います。


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  • 登録日 : 2025/04/11
  • 掲載日 : 2025/04/11
  • 変更日 : 2025/04/11
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