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大平宿は長野県飯田市の山中の旧街道沿いにある廃村で、かつての農家の建物などがそのまま存置されており、宿泊研修や各種体験活動に使われています。電気と水道だけが残されており、竈や囲炉裏での煮炊き、薪で沸かすお風呂など、普段味わえない生活の中で暮らす体験ができます。市内各小学校から集まった35名の小学生と、サポーターの皆さんによる2泊3日のプログラム。子どもたちは逞しくなって帰ってくることでしょう。
先週25日は終日目まぐるしく公務が続きました。市民の皆さんとのやりとりで印象的だったのは3件。
まず、朝一番で「小田原市高齢者福祉・介護保険事業推進委員会」の委嘱状交付。令和9年から始まる第10期小田原市高齢者福祉介護計画の策定に向け、地域福祉の現状や課題などを整理、より実効性の高い計画を策定していく重要な委員会です。先の市長選挙では地域福祉関係の政策提案を幾つも掲げましたが、その作成作業では多くの福祉関係者の皆さんと意見交換を重ねてきました。そうした人たちも何人か入っておられる推進委員会の各委員の皆さんに「お願いします!」と声をかけながら委嘱状をお渡ししました。
午後から、令和5年度の優良工事感謝状贈呈式を開催。市が発注した公共工事において、工事成績評定が80点以上の成績を修めた事業者が対象となっており、昨年度は7つの工事が表彰対象となりました。
㈱下田組、緑栄造園土木㈱、松浦建設㈱、㈱大相環境サービス、三協工業㈱、㈱山室電機、山一産業㈱の皆さんで、工事内容は消防署新築、公園整備から下水道整備、水源地工事、小田原球場整備など各種。各種社会インフラや公共施設が老朽化する一方で維持管理財源が限られている中、こうした公共工事を担う皆さんの技術力がたいへん重要になっていく局面。皆さんには感謝の言葉と共に、さらなる技術進化や経営努力への期待をお伝えしました。
この日、JICA海外協力隊に派遣される市民の表敬訪問がありました。北浦さんという男性で、もともと東南アジア各所事業展開する食品関係の工場などで実務経験が豊富な方。
今回は、ブラジルの農業協同組合で進められている、アマゾン地域の各種果物の加工・販売を手掛ける事業のうち、加工工場の製造工程効率化や生産性向上に実務経験のある人材を、との要請に応える形での派遣とのこと。ブラジル北部パラー州のトメアスー市へ赴任されます。ブラジルには、開拓移民として日本人が数多く入植してきた経緯があります。現地でも日本人のコミュニティがあり、JICAのスタッフもいるとのこと。ぜひ、元気で活躍してきてほしいと激励しました。
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