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市長の日記「大船渡への派遣、「春をかさねて」、こども計画」

大船渡市での山林火災発生から、1週間が過ぎました。2,900㏊以上に延焼(調査中)、昨日の雨でようやく火が弱まりつつある、とのこと。この大規模な山林火災の消火活動に向け、全国から消防部隊が現地に集結していますが、小田原市消防本部からも3日に第一次の消防職員を派遣、入れ替わりで本日第二次の派遣を行います。
 震災の発生から14年になろうとしているこの時期、復興が軌道に乗り始めている被災地への重ねての大規模な災害に、心よりお見舞い申し上げ、被害が最小限度に食い止められることを祈ります。

 14回目の「3.11」が近づきつつある中、各種報道でも東日本大震災を振り返る記事や番組が増えてきました。
 NHKでは、津波で妻と娘を失った男性の物語が「水平線のうた」というドラマで先週から放送されており、食い入るように観ました。
 また、小田原シネマ館では、石巻市の大川小学校を襲った津波で妹を亡くされた映画監督、佐藤そのみさんが製作した映画「春をかさねて」「あなたの瞳に話せたら」が上映されています。私も拝見しましたが、震災から歳月を経てもなお癒えることのない、被災地の若者たちの心に刻まれた悲しみや辛さ、それを抱え揺れながらも生きている姿が、被災した当事者としての感性によって映し出されています。本日(6日)午後、シネマ館にて監督ご本人のご挨拶があるそうです。

 5日午後、小田原市こども計画の策定にあたり7月に諮問をさせて頂いた「小田原市子ども・子育て会議」の皆さんから答申を受領するとともに、新たに策定された「小田原市こども計画」の要点などについて、会長である小田原短期大学名誉学長の吉田眞理さんや合同会議として出席いただいた「小田原市青少年未来会議」会長の笠原陽子さんらと意見交換をさせて頂きました。
 これまで本市では、未就学児や小中学生などの子どもたちを主たる対象に育ちや子育て支援を考える枠組みと、いわゆる青少年や若者(40歳くらいまでを含む)への各種支援を考える枠組みの二つが併存していましたが、今回の計画ではそれらを一体化させ、幼い子どもから青年期までを通した中で、それぞれの時期に必要な育ちへの支援、支える人たちへの支援などが盛り込まれたことが大きな特徴。
 加えて、若者向けの施策が弱いとの指摘もあり、ここについては新たな取り組みをぜひ作り出してほしいとの強い思いを、委員の皆さんから頂きました。とても大事な枠組み、そして指摘であり、未来を担う主体そのものである子どもや若者たちが、それぞれの個性や能力に応じて伸び伸びと育っていくよう、この計画を基に取り組みを進めていきます。

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  • 登録日 : 2025/03/07
  • 掲載日 : 2025/03/07
  • 変更日 : 2025/03/07
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