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本日就任する石破新首相は、昨日方針を発表、10月15日公示、10月27日投票との衆議院選挙日程案を示しました。解散前の十分な審議を求めている野党は一斉に反発しておりますが、この日程で進むことになるものと考え、庁内の選挙準備態勢を進めなければなりません。予算編成、秋の諸行事、市内の被災個所の復旧作業などが立て込む、ただでさえ忙しい時期にぶつかり、十分な準備期間もない中、人手のやりくりなどで職員たちに苦労をかけることになります。
30日、2件のご訪問を頂きました。
まず、ヴァイオリニストの式町水晶さん。脳性麻痺をかかえながらも、ヴァイオリンと出会い才能を開花させ、東京パラリンピック閉会式で演奏を務めるなど、活躍されている式町さん。その育ちの過程では障がいゆえのいじめや、不登校など、苦しい時期を乗り越えてこられました。
今はそうした経験に立ち、人権の観点などからの講演も組み合わせた演奏会などを各地で展開、特に、小中学生たちにお話と演奏を届ける活動に精力的に取り組んでおられます。小田原市において児童生徒たちに自らの経験や思いを伝えたいと、お申し出を頂きました。水晶さんを育てられ見守り支えてこられたお母様からも、様々なお話を聞かせて頂きました。
もう一件は、小田原史談会の皆さん。昭和36年より活動されている、小田原の歴史や文化を丹念に紐解き研究を重ね、記録にとどめてこられた市民活動団体です。今回、関東大震災発生から100年を迎えたことを契機に、「100年先まで伝えたい ~関東大震災 小田原の記憶~」を刊行。市内各所に遺っている石碑に着目され、この採拓を行ってこられました(判明している21か所)。それぞれの石碑に記されている、震災時の状況などを克明に解読・記録された、極めて貴重な資料となっています。
この日は松島会長と編纂に深くかかわった青木良一さんからこの冊子をご寄贈頂きました。被害がひどかった場所に石碑が建てられていることは私も数か所のみ認識していましたが、その全貌と、それらの記載から明らかになるリアルな震災の状況が、この冊子から読み取れます。多くの市民に読んでいただきたい資料です。
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