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市長の日記「地域活動、市民活動」

18日、三の丸ホールにて「地域活動シンポジウム」が行われました。市内で様々な分野の地域活動に携わる15団体からなる「地域活動推進協議会」が主催で、今年で20回目を数えます。
 各自治会連合会から推薦された、地域活動に功績のある方々を表彰する「おだわら地域力市民力表彰」を行った後、3つの団体からの活動報告、そして登壇者を交えたパネルディスカッションという、3部構成。私はパネルディスカッションのコーディネートを務めさせていただきました。
 地域コミュニティには、様々な課題がありますが、地域の皆さんはそれに対してかなり具体的な対策を講じたり、まちづくりや地域住民の交流につながる活動を展開されています。今回の活動報告でも、居場所づくり、カラス対策、地域振興、防災活動、要配慮者個別支援、犯罪のないまちづくりなど、具体の取り組みが情報共有され、来場されていた各地域の方々にも大いに参考になったのではないでしょうか。
 最近各地域に出向いて良く聞くのは、具体の課題に対し「ほかの地域ではどんな取り組みをしているのだろう?うまくいっている事例があればぜひ聞いてみたい」という声。この日のようなシンポジウムも含め、各地での経験や成功事例を共有するだけでも、いろいろな課題解決の歩みが進んでいくと、改めて感じたシンポジウムとなりました。

 19日は、おだわら市民交流センターUMECOの新春交流会。2015年に開設され、今年の11月で満10歳を迎えるUMECOには、現在約380もの市民活動団体が登録しており、この日も多くの団体が集まって新年最初の交流の場が開かれました。
 前半では、私に講演依頼がありましたので、40分ほど「市民活動団体やUMECOに期待すること」と題してお話をさせて頂きました。こうした場面でご挨拶をする機会は度々ありますが、「市民活動」についてまとまった時間の講演をすることは、実はこれまであまりありませんでした。
 諸団体が直面している、会員の高齢化、役員の成り手不足、活動資金や拠点、活躍の場の確保といった課題にも言及しつつ、小田原が目指していく「持続可能な地域社会」の実現に向けて、専門性や公益性を担う「市民活動」の存在がいかに大切であるか、また中心的な拠点となるUMECOが担う役割などについて、私の想いをお伝えしました。

 地域活動の現場では、様々な課題の解決に資する専門性のある人材を得にくい現状があり、そこには各分野のスペシャリストでもある市民活動団体が大きな力を発揮しえます。一方、具体的な活躍の場が必ずしも多くない市民活動団体にとっても、地域活動の現場は具体的な活動フィールドであり、そこと繋がることは活動の発展や担い手確保に結びついていく可能性があります。
​​​​​​​ 地域活動と市民活動。小田原市としては、このいずれにも力を入れ活動を支援してきていますが、この両者がうまく融合・協働していくことで、課題解決とまちづくり、そして人づくりのいずれもが進んでいくと考えます。賑やかで有益な、週末の交流となりました。

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  • 登録日 : 2025/01/22
  • 掲載日 : 2025/01/22
  • 変更日 : 2025/01/22
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